櫻木神社
- 2023年3月27日
櫻木神社は、人皇第百三代後土御門天皇の御宇文明年間(1469~87)、太田特資入道道灌が江戸築城の際、菅公の神霊を京都北野の祠より同城内に勧請せられたもので、後二代将軍徳川秀忠の時代に湯島の台坂上なる旧櫻の馬場の地を相して神祠を建立遷座して、その近傍の守護神と仰がれたが、第百十三代東山天皇の御宇元禄三年(1690年)、五代将軍徳川綱吉が同所に湯島聖堂を中心とする昌平坂学問所を設立するにあたり、翌年(1691年)、現在地である本郷の富元山真光寺境内に遷座し現在に至る。
〈社号の由来〉
御祭神である菅原道真公が太宰権帥として九州に赴く際、自ら櫻の木を刻み形見としたと云われる菅公の御像を御神体として祀られているとする説と、最初の遷座地である櫻の馬場の地名に因るものとの二つの説が言い伝えられている。櫻の馬場は現在の東京医科歯科大学およびその病院のある地をいう。すなわち、そこは湯島聖堂の西隣にあった御茶ノ水橋の線を延ばした西の方をいったものであろうと思われる。馬場の左右には櫻樹・楓樹が植えられ、花の時や紅葉の時には見物人も大勢あったということで、自然にこの地を櫻の馬場と呼ぶようになったという。この櫻の馬場は、神田明神と近いためもあって、その祭礼においては、幕末の頃は氏子の山車が三十余体もこの所に勢ぞろいして町に練りだし、神田や丸の内方面を渡御したといわれている。
歳旦祭 1月1日
節分祭 2月3日
見送稲荷神社例祭 4月第1日曜日
夏越大祓 6月30日
例大祭 9月第4土・日曜日
年越大祓 12月31日
月次祭 毎月1・25日
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●茅の輪(ちのわ)の由来
茅の輪(茅草で作られた大きな輪)は、正月から6月までの半年間の罪穢を祓う夏越しの大祓(6月30日午後6時執行)に使用され、それをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるといわれています。くぐり方は「水無月の夏越しの祓をする人は、ちとせの命のぶというなり」という古歌を唱えつつ、左回り・右回り・左回りと、八の字を書くように3度くぐり抜けます。こうして、心身ともに清らかになって、あとの半年間を新たな気持ちで迎えるのです。
茅の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が素盞鳴尊(すさのおのみこと)から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができたという故事に基づきます。
神社名
櫻木神社
所在地
〒113-0033 東京都文京区本郷4丁目3-1
電話/FAX番号
電話 03-3811-8535 FAX 03-5615-9100
アクセス
東京メトロ丸の内線、
都営地下鉄 大江戸線 本郷3丁目から徒歩2分